那覇市首里で250キロ不発弾の処理 1400人避難、バス10路線が迂回 日曜の住宅街も慌ただしく
那覇市首里山川町3丁目で昨年12月に発見された米国製250キロ爆弾1発の不発弾処理が29日午前10時45分から始まり、同日午前11時55分ごろに終了した。陸上自衛隊によると、那覇市で住民避難を伴う同爆弾の処理は2022年以来となる。 【地図】首里の不発弾処理現場
処理に伴い、午前8時50分から半径283メートルにある一般470世帯、約80事業所の約1400人の住民避難が始まり、同9時50分に付近道路の交通規制が敷かれた。 そのため、県道29号(松川―山川交差点)、県道50号(首里観音堂―首里城前)を通る10路線のバスが一時、迂回(うかい)した。 市職員らが個別訪問で避難を促したが、一部住民の対応が遅れたため、不発弾処理は予定より45分遅れの午前10時45分に開始。陸上自衛隊第15旅団の第101不発弾処理隊が爆弾を処理壕に移動した後、慎重に信管を回して取り除いた。 市防災危機管理課によると、避難所となった沖縄工業高、首里高、松島中に計25人が避難したという。 (嘉陽拓也)
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