“4年前の悪夢”非難の応酬を防ぐ『新ルール』全米が注目!大統領選TV討論会
■たった一夜で勝敗左右も…
ここでのミスが命取りとなり、大統領選の流れが大きく傾くこともあるのが討論会です。それは、発言だけでなく、しぐさや立ち振る舞い1つでも起こり得る。そう歴史が証明しています。 テレビ討論会は1960年、アメリカ大統領選に初めて導入されました。 民主党 ケネディ上院議員(当時) 「大事なのは各政党が支持してきた政策がなんなのかという点です。考えるべきはどちらの党に国のかじ取りを任せたいかでしょう」 共和党 ニクソン副大統領(当時) 「(Q.ニクソンさん反論は)ありませんよ」 ケネディ氏は白黒テレビでも目立つ黒スーツで、少し日焼けして若々しい表情を演出。その後、下馬評を覆して大統領選に勝利した一因と言われています。 1時間半にわたる生放送で“どう映るか”は、話している内容と同じくらい重要です。特に81歳のバイデン氏は、これまで何度も健康不安が指摘されています。27日の討論会は、3分半の休憩が2回あるだけです。その際、陣営スタッフとの接触も禁止。“セコンドなし”で90分戦うことになります。体力・集中力の衰えをさらせば、つけこまれる格好の材料です。 共和党 トランプ前大統領(22日) 「きょうは『寝ぼけたジョー』と呼ぶことにしよう。あのペテン師は今、山小屋で討論会の準備中らしいが本当は眠りこけているだろう。バイデン陣営は彼を健康に見せようと、討論会直前に尻に注射を打ってシャキッとさせるんだ。討論会にはハイになって登場するだろう」 無党派層や、投票先を決めかねている有権者の行動に大きな影響を与える討論会。 投票先未定の有権者 「4年前とは状況が大きく異なります。状況を転換させるような候補者の政策を聞きたい。国がかつてなく分断されているので、どんな政策で結束を取り戻し、経済を安定化させるのか気になります」
テレビ朝日