世界15位のポールが2年ぶりのツアー2勝目、フリッツに次ぐアメリカ勢2番手へ<男子テニス>
ダラス・オープン
男子テニスのダラス・オープン(アメリカ/ダラス、室内ハード、ATP250)は11日、シングルス決勝が行われ、第2シードのT・ポール(アメリカ)が世界ランク67位のM・ギロン(アメリカ)を7-6 (7-3),5-7,6-3のフルセットで破り、2021年11月のストックホルム・オープン(スウェーデン/ストックホルム、室内ハード、ATP250)以来 約2年3ヵ月ぶり2度目のツアー制覇を果たした。 【西岡 良仁、ダニエル 太郎らデルレイビーチOP組合せ】 26歳で世界ランク15位のポールは今季開幕戦となったアデレード国際(オーストラリア/アデレード、ハード、ATP250)で8強入り。続く全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では3回戦に進出した。 今大会は初戦の2回戦で世界ランク62位のダニエル太郎、準々決勝で第8シードのD・ケプファー(ドイツ)、準決勝で第3シードのB・シェルトン(アメリカ)を下し決勝に駒を進めている。 決勝戦、第1セットは互いに1度ずつブレークを奪い合いタイブレークに突入。タイブレークでは2度のミニブレークに成功したポールが反撃を抑え先行する。 第2セットではブレークが生まれないまま終盤に入るも、ゲームカウント5-5で迎えた第11ゲームでブレークを許しセットカウント1-1に追いつかれる。 ファイナルセットでは第2ゲームでワンチャンスをいかしたポールがブレークに成功すると、サービスゲームではギロンのポイントをわずか6ポイントに抑え、ブレークチャンスを与えることなく振り切った。試合時間は2時間34分。 男子プロテニス協会のATP公式サイトにはポールのコメントが掲載されている。 「信じられないような試合だったよ。これまでプレーした中で最高の決勝戦だったよ」 12日に更新されるATP世界ランキングでポールは14位に浮上することが確定し、T・フリッツ(アメリカ)に次ぐアメリカ人男子2番手となる。 一方、敗れたギロンはツアー初優勝を飾ることはできなかった。