祖母の老後資金500万円を盗んだことも…「最高の再婚相手」判明したヤバすぎる行動
「窃盗行為から、素行調査に入り、そこから浮気がわかる事が増えています」とは、キャリア10年以上、3000件以上の調査実績がある私立探偵・山村佳子さんだ。彼女は浮気調査に定評がある「リッツ横浜探偵社」の代表だ。 【マンガを読む】心が通うセックスのとき、女性の体内で細胞はどうなっているか 2024年4月11日、東京都中央区のデパート・日本橋高島屋で約1000万円相当の純金製の茶わんが白昼堂々盗まれたと報じられた。4月13日、警視庁は東京都江東区塩浜在住の職業不詳の男(32)を窃盗容疑で逮捕した。男は事件当日に買取店で茶わんを180万円で売却したという。 この事件で2023年5月に銀座の高級時計店に強盗集団が押し入った事件を連想した人も多い。実行犯の多くは10代で、経済的に困窮していた。犯罪実行者を募集する「闇バイト」で集められたことも注目され、警視庁も警告を出した。 いずれも犯人は逮捕されているが、被害者の心の傷を想像すると、暴力の罪深さを感じずにはいられない。 今回山村さんのもとに相談にきたのは40歳の久美子さん。結婚して5年になる45歳の夫の行動が怪しいのだという。 前編「「お父さんは泥棒?」シングルマザーの女性が会った「最高の再婚相手」10歳娘が聞いた別の顔」では、久美子さんが悩み、相談に来るまでをご紹介した。久美子さんと夫はマッチングアプリで出会った。夫は容姿も整っており年収は1千万円以上で大手企業に勤務している。 久美子さんは当時、4歳の娘を抱えて医療事務のパートをしている家賃にも困る貧困シングルマザーだったという。夫は久美子さんに親身になってサポートし、やがて結婚する。夫は人当たりもよく、人を指導する立場で、社会的信頼度も高い。さらに、交際時代は、久美子さんに5万円のディナーや、20万円のネックレスなど過分なプレゼントをしてくれていたのだ。 気前がよく寛容な夫を、娘も「お父さん」と慕うようになり、再婚を決める。 しかし、いざ、一緒に暮らしてみると、アルコール依存症であったり、学歴を詐称していたり、「ローンを完済している持ち家だ」と言っていたマンションが父親名義だったり、かつて多重債務に陥ったことがあるなど、事実が明るみに出てきた。中でも問題は窃盗癖だ。 最近、娘の誕生日に親しい親子を集めて誕生日パーティをしたのだが、その参加者の財布から数千円が消えていたという事実を知る。さらに久美子さんは夫の妹に相談したところ、夫は度を超えた見栄っ張りで、高校時代に祖母の老後資金500万円を盗んでいたことを聞かされる。友達に奢ったり、自分を大きく見せていたというのだ。 しかし、異常な八方美人の夫のことを、夫の両親は深く愛している。それゆえに、金に困ると助けることを繰り返していた。夫の妹は「金遣いが荒くなるのは、浮気をしているからではないか」と指摘。言われてみると外泊も増えている。そこで、久美子さんは夫に出会う山村さんに調査を依頼したのだ。 その目的は離婚の決意を固めることだ。というのも、夫は連れ子である久美子さんの娘(10歳)に性的な視線を向けるようになっていたからだ。