冬のボーナス、好調な業績反映し3年連続プラス 大手企業は前年に続き90万円台
経団連が26日発表した大手企業の年末賞与・一時金(ボーナス)の総平均妥結額は前年比2・11%増の92万5545円で、3年連続のプラスとなった。好調な業績などが反映された。90万円台は2年連続で、現行の集計方法となった1981年以降で3番目に高い水準。増加率も前年より0・74ポイントを上回った。調査は22業種244社(原則、従業員数500人以上)を対象に実施し、集計可能な21業種161社(約78万6千人)をベースに算出した。 業種別の支給額では、首位が建設で162万7506円、2位が機械金属で119万3229円、3位が食品で117万9908円と続いた。増加率トップも建設で20・48%だった。21業種のうち16業種がプラスで、化学、商業、貨物運送の3業種がマイナスとなった。石油と航空の2業種は前年に回答企業がなく、比較できなかった。(佐藤克史)