JTT CAFEがついにオープン こだわりのフード&コーヒーに朝倉未来&海も太鼓判【店長に聞く】
格闘家の朝倉未来&朝倉海兄弟などが所属するジム「JAPAN TOP TEAM(JTT)」のビルの2階に、ジム名を冠するカフェ「JTT CAFE」がきょう19日にオープンした。堀鉄平オーナーが掲げていた「JTTのブランド展開」の一環として期待のかかる同店の魅力について、店長の片山諒平氏に聞いた。 【写真多数】赤坂見附にオープンした「JTT CAFE」店内&メニュー もともとは地元の愛知県で飲食店を営んでいる片山氏。JTT CAFEの店長になったキッカケは、堀オーナーのYouTubeだった。「未来さんがケラモフに負けた試合の後に、堀先生と海さんが動画で『体制を変えていく。トライフォース赤坂をメガジムにするためにアイデアがあれば募集します』と話していたので、堀先生にカフェのアイデアを送ったところ『ぜひお任せしたい』と採用していただきました。そこからは家族を愛知に残して枕一つだけ持って単身で上京して(笑)、愛知のお店もやりながらカフェオープンに向けて準備をしてきました」。 現在35歳の片山氏は、小学生の頃に『コロコロコミック』で連載していたK-1の漫画をきっかけに格闘技を好きになり、その後に人気となった不良を集めた格闘技イベント『アウトサイダー』もDVDでレンタルして見るほど追いかけていた。そこでブレイクした朝倉兄弟は同じ愛知出身ということで注目するようになり、RIZINでの活躍も応援しているうちに、同じJTTグループで働くことになった。 JTTは日本の格闘技界の未来のために、若手を発掘して育てていくことをコンセプトにしている。JTT CAFEは、ファイターを食事面で支え、若手選手がファンと交流する場でもあり、彼らがファイターだけで生計を立てられるようになるまでバイトができる場にもなる。 とはいえ、カフェ単体としてのこだわりも多数込められている。まずは、東京の中心地の港区赤坂では珍しいゆったりとした店内スペース。テーブル毎に広い間隔があり、JTT所属ファイターの祝勝会や誕生日会などでのイベントでは、多くのファンが集まることもできる。 食事では、ファイターにピッタリな高タンパク&低脂質なフードや、ヴィーガンのメニューもラインナップ。食材にこだわるのはもちろん、後継者不足が問題となっている日本の農業の未来を考え、若手農家を支援する八百屋と提携して食材を調達している。見た目にも美味しそうなパフェや、夜にはアルコール&アラカルトも提供するので、時間帯によってさまざまに楽しめそうだ。 メニューの中でも片山氏が最もこだわったのが、カフェの看板でもあるコーヒーだ。“コーヒー発祥の地”といわれるエチオピアのカファにある「マザーツリー」の豆を使用し、店内の焙煎機で自家焙煎している。コーヒー豆は、気候変動や後継者不足から2050年には生産量が大幅に減ってしまう「2050年問題」を抱えているが、片山氏はこの問題の解決への一助となるため、企業と連携したプロジェクなどにも積極的に取り組んでいる。 そして、飲食業界そのものに対する熱い思いも持っている。「僕は15年くらい飲食業界でやってきて、この文化を次の世代につなげたいと思っています。愛知で働いている時から考えていて、東京に来てJTTという名前の力を借りて飲食業にかける思いを少しでも伝えて、業界の未来を変えていけるように頑張っていきたいです」。 未来&海もすでに来店し、食事もドリンクも太鼓判を押すほど。「JTT」ロゴの入ったアパレルやカフェグッズも販売し、ECサイトでの販売もスタートさせる。格闘技のジム×カフェという今までにない新しい取り組みが、東京の中心からスタートする。 ■JTT CAFE 住所:東京都港区赤坂3-10-4 赤坂月世界ビル 2F インスタグラム https://www.instagram.com/jtt.cafe/