「やっぱりカッコいいな」クレスタを購入し過去を振り返りながらステアリングを握るオーナー
クレスタのラインアップは、エンジン2L直列6気筒DOHCの1G-G型を筆頭に、さまざまな種類が発売された。マイナーチェンジ版でも通常版に負けず劣らずの性能を誇り、ハイソカーブームの先頭を駆け抜けた。 【画像16枚】スーパールーセント・ツインカム24のクッションは見た目も華やかな専用クッション。パワーシートの設定も付いており、快適な座り心地を提供している。リアシートはソファーのような座り心地。前期のヘッドレストは左右調整式だったが、後期では前後調整式に変更された 【我が名はGX71 / トヨタ クレスタ スーパールーセント ツインカム24】 オーナーにとって、現在の愛車が自身2台目のクレスタ。免許を取得して最初にS110シルビアを購入したが、しばらくするとハイソカーブームに合わせてクレスタに乗り換え。オーナーは「3兄弟のなかで、クレスタのスタイリングがいちばん好きだったんですよ」と当時のことを話す。その後、オーナーはクラウンなどにも乗っていたが、2年ほど前にイベントでクレスタを見て、「やっぱりカッコいいな」と改めて実感。すぐさま、岐阜県大垣市のアウトレーベン・シャッツェスに相談したという。 オーナーいわく「当初はなんとなく『乗りたいな』という程度」だったそうだが、欲しい気持ちは日に日に増し、約1年前から本格的に捜索。そして半年かけて、ほぼ希望通りの個体が見つかった。 もともとコンディションのいい個体だったが、同店で外装や機関系を仕上げてもらい、現在は絶好調。オーナーのもとに来てからはまだ数日しか経過していないが、若かりし日を思い出しながらステアリングを握っているという。 OWNER’S VOICE 「フルオリジナルも捨てがたいのですが……」 30年前に同色の後期スーパールーセント(SOHC)に乗っていたというオーナー。それゆえクレスタに対する情熱は強く、機関系は多くの新品パーツを使ってリフレッシュしたそうだ。 そして愛車の前で「こうして見ると、フルオリジナルも捨てがたいですね。ただ、当時っぽいホイールを履かせて車高も下げ、ちょい悪風にしてみたいんですよ」とオーナー。オーナーとクレスタのカーライフはこれからさらに熱を帯びていくことだろう。 クレスタ スーパールーセント ツインカム24(GX71) 全長×全幅×全高(mm) 4690×1690×1385 ホイールベース(mm) 2660 トレッド前/後(mm) 1425/1440 車両重量(kg) 1310 エンジン型式 1G-GEU型 エンジン種類 直列6気筒DOHC 総排気量(cc) 1988 ボア×ストローク(mm) 75.0×75.0 圧縮比 9.1:1 最高出力(ps/rpm) 140/6200 最大トルク(kg-m/rpm) 17.6/4000 変速比 1速2.804/2速1.531/3速1.000/4速0.735/後退2.393 最終減速比 4.778 ステアリング ラック&ピニオン サスペンション前/後 ストラット/セミトレーリングアーム ブレーキ ベンチレーテッドディスク(前後とも) タイヤ 195/70R14(前後とも) 発売当時価格 258.5万円 初出:ハチマルヒーロー 2017年3月号 Vol.40 (記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
Nosweb 編集部