結城氏ゆかりの地に石碑 白河で岩窪切岸城址碑除幕式 福島県白河市
白河結城氏の居城と伝えられる岩窪切岸城(きりぎしじょう)の跡地を示す「岩窪切岸城址碑」の除幕式は23日、福島県白河市小田川の現地で行われた。 切岸城(きりぎしじょう)は白河結城氏11代の結城義顕が築いたとされ、現在は八幡神社近くの丘陵上に遺構が残っている。貴重な歴史遺産を広く知ってもらおうと、有志が建設委員会(鈴木俊雄会長)を発足させて整備を進め、碑と説明板を設置した。 式では神事を行い、関係者が玉串をささげた。鈴木会長が「白河の中世の歴史を知るきっかけにしてほしい」と述べた。白河結城氏の子孫・結城直樹さんと、NPO法人しらかわ歴史のまちづくりフォーラム理事の植村美洋市議があいさつした。市文化財保護審議会の佐川庄司副会長が切岸城の時代背景について説明した。 (県南版)