羊文学、初の単独アリーナ公演で1・2万人魅了 塩塚モエカ「この日を忘れない!」と感涙
男女3人組バンドの羊文学が21日、横浜アリーナで初の単独アリーナ公演「羊文学 LIVE 2024“3”」を行い、1万2000人を魅了した。 【写真】メンバー全員が写ったライブショット 昨年9月リリースのテレビアニメ「呪術廻戦」第2期「渋谷事変」のエンディングテーマ「more than words」が、バンド最大のヒットを記録。この日のチケットも即日完売し、勢いをそのままにステージに立った。 満員の客席を見渡すと、ボーカル&ギターの塩塚モエカは「お集まりいただき、ありがとうございます。初めての横浜アリーナです、今日は。(会場が)大きくなってもみんなが温かい。一緒にね、どこまでも一緒にいこうね!」。17年にベース・河西ゆりか、ドラム・フクダヒロアを交えた現在の編成になり、20年にメジャーデビューした。10年以上に及ぶ自身の音楽活動を振り返り、「ここ(=ステージ)に最初に上がってきた時、見たこともないぐらい人がいっぱいいて…。何て言ったらいいんだろう。ありがとう」と喜びをかみ締めた。 約2時間、躍動。同曲や「光るとき」「OOPARTS」「FOOL」など18曲を披露した。塩塚はこらえきれず、アンコールで感涙した。 「何か自分の人生じゃないみたい。こんなに曲を聴いてくれる人がいる、楽しみにしてくれる人がいるんだなと思って。こんなに広い(会場な)のに、(ファンの方)一人ひとりがそばにいる感じがして、温かくて、みんなに支えられた気がして…。応援してくれてありがとうございます」 やまない拍手と歓声に「これからも音楽をやると思うけど、”(今日という)この日を忘れない!”って思いました」。人生最高の一日を、いつまでも目に焼き付けていた。 〇…羊文学は、7月3日のシンガポールからアジアツアー(全4公演)、8月30日の宮城公演(SENDAI GIGS)から全国ツアー(全12公演)を行う。この日の公演の模様を収録したブルーレイ、DVDが11月13日に発売される。
報知新聞社