初防衛戦の鈴木千裕が「金原選手は打ち合ってくる気がする」「チャンスは5回。5回チャンスがあれば勝てる」【RIZIN.46】
「RIZIN.46」(4月29日、東京・有明アリーナ)の前々日インタビューが4月27日、都内で開催された。 メインイベントで初防衛戦に臨むRIZINフェザー級王者の鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)が「チャンスは5回。5回チャンスがあれば勝てる」と勝利のポイントを語った。鈴木は昨年、クレベル・コイケを破った金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA)と対戦する。 初防衛戦ということについては「やっぱりチャンピオンであって挑戦者なので、そこは何一つ変わってない」と平常心を強調。そのうえで「変えたい気持ちは大きくなりました。格闘技界もそうですし、自分自身の未来ももっと変えたい。その気持ちが大きくなりました」と続けた。 この「変えたい」については「勝てばおのずと変わっていく。どういうふうに…。そこの領域にはいけてない。勝てばいろいろな景色が見えてくる。そこまでの過程を本に書くことができたし。4年前の自分に言ってあげたい。なんでもない自分に“4年後、チャンピオンになっている”と言っても誰も信じない。その成果をみなさんに言いますよ」などと語った。
鈴木は金原について「なかなか穴がない選手」、試合については「自分が思いっきりぶん殴って倒しているんじゃないですか?(みんな)そういう展開を見たいはずですし望んでいる。金原選手は打ち合ってくる気がしますけどね。そうは言ってもMMAなんで組んでもいいし殴ってもいい。理想は打ち合いがいい」と見立てる。この「金原が打ち合って来る」というのは「(金原は)打撃もめちゃめちゃできますし、寝技もできますし。(MMAは)単発でテイクダウンを取るのは難しい。組み合わせが大事なので、打ち合わざるを得ない。ヨーイドンでタックルを取れたらみんなやっている。打ち合って僕がひるんだところにタックルを合わせるというのもあるから、勝手に打ち合う展開になる」とのこと。 そこに鈴木の最初の勝機が生まれると思われるが「結局、格闘技は打撃スタートなので、まずそこで嫌でも一展開必然的に起きる。そこで倒せればいいが、フルラウンドやってもいいですし。15分の間で倒すチャンスは…1、2、3、、、、5回じゃないですか? 5回チャンスがあれば勝てる」との読みを口にした。 鈴木は今回は昨年11月にヴガール・ケラモフに勝利を収めて以来、約半年ぶりの試合。これまでは短いスパンで試合をすることが多い鈴木とあって「長いっすね。試合前の期間がすごい。いつも言うけど1カ月くらいで僕は試合をしたい。5カ月くらいですか、開いたの。練習しなきゃいけないんで、まあ長い長い。“どんだけやんだよ?”っていう感じで、結構自暴自棄になることが多い。“なんでこんなに練習しなきゃいけないんだよ”って。好きでやってるのに。すぐ試合やりたいのでオファーください」とRIZIN関係者にアピールしていた。
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