刀剣乱舞×佐野美術館のコラボ開幕 「名刀」たちが三島に集結 蜻蛉切、松井江、火車切ずらり
静岡県三島市の佐野美術館で7日、所蔵する日本刀などを紹介する企画展「名刀ズラリ」(同美術館など主催)が開幕した。5年ぶりに人気ゲーム「刀剣乱舞-ONLINE」とのコラボ企画も実施。初日から、ゲームの女性ファン「刀剣女子」をはじめ、多くの来場者でにぎわった。
擬人化した名刀が活躍するゲームのキャラクターとして登場する蜻蛉切(とんぼきり)、松井江(まついごう)、火車切(かしゃぎり)の3振りをはじめ、刀剣約50点を展示。国宝などの文化財指定された刀剣だけでなく、戦国武将が愛したり、人目に触れる機会が少なかったりした名刀が並ぶ。きめ細かな細工が施された刀装具も展示した。 2023年度から浄財を募り、部分修復と白さやを新調した短刀「長運斎綱俊」もお披露目。修復の様子を紹介する動画も公開している。担当者は「刀剣の魅力をいろいろな角度から紹介している。自分なりの楽しみ方を模索してほしい」と話す。
コラボ企画は、上杉謙信ゆかりの脇差刀の火車切が新キャラクターに実装されたことを受けて復活した。市内5カ所を巡り、キャラクターのイラストがあしらわれたスタンプを集めるスタンプラリーを実施。同美術館ではキャラクターの等身大パネルが設置され、コラボグッズも販売される。JR三島駅前や三島大通り商店街にも装飾し、全国の刀剣ファンを出迎える。 企画展は2月16日まで。木曜休館。