【高校サッカー】大混戦のBゾーン 準々決勝は青森山田-昌平 ベスト4と“国立”をかけて激突
◇第102回全国高校サッカー選手権大会(2023年12月28日~2024年1月8日) 【画像】昌平は埼玉県勢31大会ぶりのベスト4の悲願達成なるか?準々決勝で青森山田に挑む 2日、首都圏4会場で行われた3回戦。午前中、チケット完売が発表された浦和駒場スタジアムで行われたBゾーンの2試合。勝ち抜いたのは昌平(埼玉)と青森山田(青森)でした。 青森山田は新指揮官・正木昌宣監督が就任して1年目の全国選手権。黒田剛前監督のもとでは最近の7大会で3回頂点をつかんでいます。今年度は高校年代の最高峰の戦い高円宮杯U-18プレミアリーグでも優勝しています。 それでも今大会の初戦、31日の2回戦では、地区大会で東福岡に勝利した飯塚(福岡)に先制を許し、残り10分を切ります。ここでエースの米谷壮史が値千金の同点ゴール。80分で決着つかずもつれ込んだもののGK鈴木将永選手の活躍でPK戦を5-3で制し辛くも3回戦に進出。 その3回戦では、初戦の硬さもとれたのか米谷壮史選手がハットトリックを達成するなど7ゴール。初出場ながら国立での開幕戦に勝利し、2回戦で強豪校・静岡学園をやぶった広島国際学院を相手にゴールショーを見せました。 ▽青森山田 勝ち上がり 2回戦 青森山田(青森) 1-1(PK5-3) 飯塚(福岡) 米谷壮史(74分) 3回戦 青森山田(青森) 7-0 広島国際学院(広島) 米谷壮史3(12分、61分、64分)、オウンゴール(43分)、 津島巧(62分)、山下凱也(71分)、後藤礼智(80分+4) 一方、埼玉県代表・昌平の全国選手権での最高成績は98回・99回大会のベスト8。 今大会の1回戦は奈良育英(奈良)に7-0での勝利(6人がゴール)。2回戦ではプレミアリーグWESTで戦う米子北(鳥取)と1-1に追いついてからのPK戦。死闘を制しました。 迎えた3回戦の大津(熊本)戦でも2度にわたりリードされる苦しいゲーム。それでも再びPK戦へ突入。2年生GK・佐々木智太郎選手が相手の4人目を止めて勝利をつかみました。 ▽昌平 勝ち上がり 1回戦 昌平(埼玉) 7-0 奈良育英(奈良) 小田晄平(11分)、土谷飛雅(25分)、鄭志錫2(36分、61分)、 西嶋大翔(66分)、長璃喜(73分)、工藤聖太郎(80分+1) 2回戦 昌平(埼玉) 1-1(PK4-3) 米子北(鳥取) 長璃喜(80分+4) 3回戦 昌平(埼玉) 2-2(PK5-4) 大津(熊本) 小田晄平(40分+1)、長璃喜(78分) 準々決勝は4日、浦和駒場スタジアムの第1試合で行われます。なお4大会前の準々決勝でも対決している両チーム。そのときは青森山田が3-2で勝っています。昌平にとってはリベンジのゲームであると同時にチームとしては初、埼玉県勢としては31大会ぶりの全国選手権ベスト4がかかります。 ▽準々決勝 1月4日 浦和駒場スタジアム PM0:05 青森山田(青森)-昌平(埼玉)
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