「工期への影響懸念」防衛相が宜野湾市長の公約実現を困難視
沖縄テレビ
佐喜真市長は普天間基地の危険性除去に向け所属機の段階的移駐を求めていくとしていますが木原防衛大臣は10日、移設計画の工期に影響を与える懸念があるとして実現は困難との見解を示しました。 普天間基地の返還に向け佐喜真市長は、移設完了を待たず所属機を段階的に辺野古へ移駐することで危険性の除去を先行させるとしています。 木原防衛大臣は10日の会見で移駐の実現性について次のように述べました。 ▽木原防衛相: 「仮に想定した場合に、辺野古側に一時的に駐機に必要な施設それを仮設するという事は、最終的には仮設ですから、それを今度は最終的に撤去等を行わなければいけません。となると全体的な工期に影響を与える懸念というのがあるという事なんです」 木原大臣は、段階的な移駐を佐喜真市長が主要政策に掲げている事を「承知している」とした上で「丁寧に説明をしていく」と述べました。 アメリカ軍に施設の提供が完了するまでに12年かかると重ねて強調し返還期日についても「現段階で具体的に示すのは困難」としています。
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