６回から３番手で登板するベタンセス（撮影・中田匡峻）

　「ウエスタン、阪神３－５ソフトバンク」（１３日、鳴尾浜球場） 　３月中旬に阪神に入団した育成外国人・ベタンセスが最速１５７キロを２度も計時する衝撃デビューを果たした。 【写真】併殺打に打ち取り喜びのポーズを見せるベタンセス　めちゃお茶目やね（笑） 　４点ビハインドの六回、３番手で登板した右腕は先頭・谷川原に投じた３球目で自己最速の１５７キロをたたき出した。客席がどよめく中、５球目の１５６キロ直球で中飛に仕留めると、続く野村大の初球にも１５７キロをマーク。四球を出したが最後は広瀬を三ゴロ併殺に打ち取り、見事３人斬りだ。 　１７球中１４球、１５０キロ超えの豪快な直球を披露し「自信持って投げられました。試合の方がアドレナリンがたくさん出る」と笑いながら話した。和田２軍監督は「今日は初登板で平常心ではなかったと思うから、その中であれぐらいの投球ができればね。全体的には良かった」と期待。クイックには「１・１秒台だから、全然遅くないし、あれだけ速いクイックできる外国人投手は珍しいよ」と絶賛した。 　投げ終わった際には弓を射るようなど派手なポーズを決め、観客からこの日一番の歓声と拍手が送られた。大きなインパクトを残した助っ人から目が離せない。 　◆ホセ・ベタンセス（Ｊｏｓｅ　Ｂｅｔａｎｃｅｓ）１９９９年１０月１７日生まれ、２４歳。ドミニカ共和国出身。１８３センチ、１０２キロ。右投げ右打ち。投手。セナペック校から２０１７年アストロズ入団。メジャー経験はなし。背番号は１３１。