アーセナルの生粋のファンだった前会長サー・チップス・ケズウィック氏が84歳で他界…在任中はFAカップ2度優勝
アーセナルは19日、前会長であるサー・チップス・ケズウィック氏の逝去を報告した。84歳だった。 生涯のアーセナルサポーターでもあったケズウィック氏。かつての本拠地であるハイバリーの常連であり、クラブを応援していた。 銀行業界で名を上げ、ハンブロス銀行の会長、イングランド銀行(イギリスの中央銀行)の取締役などを務めていた。 ハンブロス銀行の元副会長は、アーセナルの会長でもあったピーター・ヒルウッド氏であり、そのつながりもあり、2005年にクラブの取締役に就任した。 2013年6月にヒルウッド会長が辞任すると、後任に就任。7シーズンにわたって会長務めると、80歳の誕生を迎えた2020年5月に辞任した。 会長時代には、クラブはFAカップを2度優勝。リーグ戦では苦しい時期も過ごしていたが、成功を近くで見まることとなった。 クラブはケズウィック氏を追悼。「チップス卿を知るアーセナルの全員にとってチップス卿の死は非常に惜しまれるだろうし、我々はチップス卿の妻レディ・サラとその子供たちデビッド、トビアス、アダムに深い哀悼の意を表する」としている。
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