小学生が考えた被災地支援 災害の教訓生かした支援活動も【長野市】
能登半島地震の発生から1カ月半が経ちました。長野市の通明小学校の児童が自分たちにもできる支援を考え取り組んでいます。 ■記者 「きょうこちらの小学校ではこの鉢植えを販売しています。売り上げは能登半島の被災地へ送られます」 ■4年生 「珠洲市の子どもたちのために義援金を送りたいので、お花を買って下さい」 4年生が1鉢500円で販売したのは「サイネリア」という花です。 ■4年生・中村舞さん 「みんなで頑張って植えてきょうまでいっぱい育てた花です。私たちの努力が珠洲の子どもたちへ伝わっていくのがうれしいし、趣味とかができるようになるように頑張ってほしいです」 元々は保護者や地域の住民にプレゼントするため、育てていた花です。被災地支援のために販売することを自分たちで決めました。 ■購入者 「子どもさんが頑張ってやっているのが本当うれしくて、こういう子どもたちが育ってくれれば日本の将来も明るいと思います」 ■孫が通学 「子どもなりにすごいことやるなと。大人よりすごいことやるなと思って」 15日の販売分、およそ70個は30分あまりで完売。売り上げはすべて石川・珠洲市で、子ども向けの支援活動をしているNPO法人に送ります。 一方、こちらは同じ小学校の6年生です。ミシンの授業でしょうか? ■6年生・村沢美世夏さん 「石川県に支援物資として送る雑巾をミシンで縫っています」 こうしたポスターやチラシを学校内や市役所に置いて、材料の寄付も募っています。 ■6年生・山口彩花さん 「400(枚)いくかいかないかくらい集まりました」 ただ、目標は雑巾1000枚を被災地に送ること。22日まで寄付を募っています。 大量の雑巾が被災した住宅の片付けなどに必要だと、自分たちで調べました。 ■6年生・村沢美世夏さん 「台風19号の時を参考に(市役所などに)お話を聞いて、雑巾を準備しようとなりました」 過去の災害の教訓がこんなところにも生きていました。