銀行口座を使い分けている人は「約69%」!複数口座をうまく使えば節約できるって本当?
銀行口座は、給料や年金の振り込み、クレジットカードや光熱費の引き落としなどに使われ、日常生活には欠かせない存在といえるでしょう。なかには、用途に応じて複数の銀行口座を使い分けている人もいるかもしれません。 そこで今回は、銀行口座を使い分けることでどのようなメリットがあるのか、節約に効果は期待できるのかについて解説します。 口座の使い分けを考えている方はもちろん、使い分けのコツをつかんで効率的に貯蓄をしたい方は、ぜひ参考にしてください。 ▼子ども名義の口座に「月3万円」ずつ入金してるけど、将来口座を渡すときに「贈与税」はかかるの? 非課税にすることは可能?
銀行口座の平均所有数
株式会社NTTデータ経営研究所の「金融サービスの利用動向調査」によると、銀行口座を用途に応じて使い分けている人は68.6%とのことです。口座所有数の内訳は、表1の通りです。 表1
※株式会社NTTデータ経営研究所「金融サービスの利用動向調査」を基に筆者作成 銀行口座を2つ所有している方が最も多い結果となりました。次いで「1口座」「3口座」と続きます。約7割の方が、複数の口座を所有していることが分かりました。
複数の口座は何に使われているのか?
次は、複数の銀行口座を使い分けている方が、どの用途に口座を使用しているのかを見てみましょう。同調査における、メイン・サブバンクの利用目的を多い順にそれぞれまとめました。 【メインバンク】 1.クレジットカード引き落とし 2.給与受け取り 3.公共料金支払い 4.各種振り込み 5.定期預金 6.年金受け取り 【サブバンク】 1.定期預金 2.クレジットカード引き落とし 3.各種振り込み 4.入出金のみ 5.給与受け取り 6.公共料金支払い 上記より、メインの口座はクレジットカードの引き落としや給与の受け取りを目的としている方が多い結果となりました。一方サブバンクでは、定期預金として使用している方が多く、ほかにも入出金のみと、お金を預けておくだけの口座としている方もいるようです。 このことから、複数の口座を所有する理由は、目的に応じた使い分けと考えられます。 給与などの収入と生活費としての支出を出し入れする口座と、貯蓄用の口座を分けることで、気付いたらお金を使ってしまっているなどのリスクを避けられます。さらに、いくら貯蓄できているのかが一目瞭然です。