中国、コロナ研究者が座り込み 研究室封鎖に抗議、数日後に解除
【上海共同】中国で新型コロナウイルスの著名な研究者、張永振氏が研究室を突然封鎖され、座り込みで抗議をする騒ぎがあった。中国メディアなどが報じた。張氏はコロナの流行初期に遺伝子配列を当局の許可なしに公表したことで知られる。封鎖は数日後には解かれたものの、張氏を嫌う当局の意向が働いた可能性もある。 上海市公衆衛生臨床センターにある張氏の研究室が4月下旬に封鎖された。張氏は出入り口の前の屋外で座り込みを開始。警備員に囲まれる様子が交流サイト（SNS）の微博（ウェイボ）で広まると「これが著名な研究者への扱いか」「責任ある科学者に敬意を表する」といったコメントが相次いだ。
