2年の延期を経て北米公開 「ホワイトバード はじまりのワンダー」NYプレミアにヘレン・ミレンら登場
大ヒット作「ワンダー 君は太陽」のもうひとつの物語「ホワイトバード はじまりのワンダー」のプレミアが9月27日(日本時間)に米・ニューヨークのDGAシアターで開催。ヘレン・ミレンをはじめ、アリエラ・グレイザー、オーランド・シュワート、ブライス・ガイザーら俳優陣のほか、監督のマーク・フォースター、原作者で製作総指揮のR・J・パラシオ、脚本家で製作総指揮のマーク・ボムバックらが登壇した。 【フォトギャラリー】黒のドレスを華麗に着こなすヘレン・ミレン 2017年製作の映画「ワンダー 君は太陽」の原作者R・J・パラシオが同作のアナザーストリーとして執筆した小説「ホワイトバード」を、「チョコレート」のマーク・フォースター監督のメガホンで映画化。前作で主人公オギーをいじめた少年ジュリアンと彼の祖母サラ、そして少女時代のサラをナチスから救った同級生ジュリアンにスポットを当てて描く。 原作者であるR・J・パラシオは、「映画化するにあたりマーク・フォースター監督が加わり、彼は撮影や照明に芸術性をもたらし、映画ではもうあまり見られないような壮大でありながらとてもやさしく美しい質感に仕上げてくれました。この映画化には本当に感激しています」と大満足の様子。ヘレン・ミレンについて聞かれると、「どんな映画に出演しても間違いありません。だから彼女と契約した瞬間、『よし、これで本当に特別なものになる!』と確信しました」と太鼓判を押した。 ドルチェ&ガッバーナ(24年春コレクション)の黒のチュールドレスを着用し、優雅な姿を披露したミレン。当初は2022年の公開予定だったが、公開延期となっていた本作について、「とてもエキサイティングでした。この映画をつくったのは4年ほど前ですが、いろいろなことがあり公開がストップしていました。でも、私たちはみんな、今がこの特別な映画の公開にふさわしい時期だと感じています。和解、友情、勇気、仲間のために立ち上がることについて描かれ、この映画がこうしてニューヨークで公開されることに感激しています」と、満を持して映画が公開されることへの感謝の意を述べた。 前作より問題児ジュリアン役を続投したブライス・ガイザーは、「この作品は『ワンダー 君は太陽』に続いており、ジュリアンは学校から締め出されますが、そこから何も学んでいません。いじめっ子が登場する映画の大体はそうだけど、この作品はどうなるのか見届けてほしいです」と話し、本作で初共演となったミレンについては「撮影の準備をしながら『クィーン』を観ましたが、正直なところ彼女に会うのはとても緊張しました。ですが、自分をもっと良い役者に育ててくれるのではと考えていたので、彼女から学べることはすべて学びました。ヘレンはとても素晴らしいです!」と、2人の共演が特別な時間であったことを振り返った。 「ホワイトバード はじまりのワンダー」は12月6日から全国公開。