竹田麗央、通算65試合目で初の首位発進/フジサンケイレディスクラシック
フジサンケイレディスクラシック第1日(19日、静岡・川奈ホテルGC富士C=6494ヤード、パー71)2003年度生まれの「ダイヤモンド世代」の一人、尾関彩美悠(あみゆ、20)=JFEスチール=が3アンダーの68で回り、首位に1打差の2位で滑り出した。2季ぶりのツアー2勝目を目指す。同世代では、前週ツアー初優勝を果たした竹田麗央(りお、21)=ヤマエグループHD=が67をマークして単独首位。大会連覇を狙う神谷そら(21)=郵船ロジスティクス=も69で2打差の6位につけ、優勝争いの中心にそろった。 【写真】家族と一緒に記念撮影をする竹田麗央 前週の「KKT杯バンテリンレディス」を制した竹田が5バーディー、1ボギーの67で回り、通算65試合目で初の首位発進。ツアー史上4人目の初Vから2週連続Vへ、絶好の船出となった。 「ミスもあったけど、初日からスコアを伸ばせてよかった」 飛距離を生かし、前半だけで5バーディー。後半は伸ばせなかったが、1打目を砲台グリーンの右下に落とした17番(パー3)では3メートルを決めてパーでしのぐなど、粘った。日体大野球部出身の兄、有男(ゆうた)さん(24)がキャディーを務め、プロ野球などの話をしながらラウンド。リラックスもしつつ、好スコアをたたき出した。 「同年代で優勝争いができたらうれしい」。尾関、神谷らと高め合いながら、首位の座を守り抜く。(鈴木和希)