あだたら万遊博開幕 福島県二本松市の岳温泉 健康・美容に役立つ温泉浴など紹介
福島県二本松市の岳温泉で1日に開幕した「第22回あだたら万遊博~おかみと過ごすひな祭り」は、湯の街ならではの多彩な企画で来訪者を楽しませている。 初日は陽日の郷あづま館で開会式を行った。主催する岳温泉女将会「かたかごの会」と岳温泉観光協会「あだたらすみれ会」の両会会長の鈴木美砂子さん(mt.inn)が東日本大震災の記憶を振り返り、能登半島地震の被災地に思いを寄せながらあいさつした。鈴木亜矢さん(あだたらの宿扇や)、二瓶明子さん(お宿花かんざし)、大内啓子さん(ながめの館光雲閣)の各女将も紹介され、来場者を笑顔で迎えた。 mt.innでは「美砂子女将の温泉ビューティトーク」を催した。鈴木美砂子さんが健康や美容に役立つ温泉浴について解説。42度の温泉に10分間入った時の消費カロリーを水泳やジョギングなどと比較し、匹敵する効果が期待できるとした。「温泉マークの3本線は体によい温泉の入浴時間を表しており、『ほどほど』5分、『じっくり』8分、『さっと』3分に分けて入るのがよい」と説明した。酸性泉の源泉かけ流しである岳温泉の効能や美容法、食事法も紹介し、参加者が理解を深めた。
(県北版)