神戸製鋼のデータ改ざんで経産省が会見(全文1)約200社に不正事案製品を出荷
神戸製鋼所が航空機や自動車用などのアルミニウムや銅製品について強度や耐久性のデータ改ざんを行っていた問題で、経済産業省が10日午後3時半から記者会見した。 ※一部、判別できない個所がございますことをご了承ください。
経済産業省金属課長、小宮山氏からの説明
司会:それではブリーフィングをお願いいたします。 小見山:はい。経済産業省金属課長の小見山でございます。まず冒頭に説明させていただきます。10月8日に神戸製鋼所から発表のあったアルミ・銅製品の検査結果改ざん問題について経済産業省としてのこれまでの対応をご説明申し上げたいと思います。まず経済産業省としては9月末に神戸製鋼所から一報を受け、同社に対して次の4点を速やかに進めるよう指示を行ったところであります。1点目としては法令違反や最終製品の安全性への影響の有無など事実関係の究明。2点目、出荷を受けた顧客等に対する情報提供と適切な対応。3点目、事案の対外公表。4点目、原因究明、再発防止策の実施。この4点につき、速やかに進めるよう指示を行ったことであります。 現在はわれわれの指示を受けて神戸製鋼所が顧客に対する報告を行い、顧客と共に安全性の検証を進めているものと理解しております。経済産業省としては引き続き神戸製鋼所に対して早急に安全性についての問題の有無を公表できるよう、検証を急ぐよう求めてまいりたいと思います。以上でございます。 司会:ご説明よろしいですか。 小見山:はい。 司会:それでは質疑応答に入ります。質問のある方は挙手をお願いいたします。はい、どうぞ。
神戸製鋼の改ざんの事実発覚後の対応に1カ月かかっているがその間の対応について
朝日新聞:朝日新聞の〓ノグチ 00:03:04〓です。よろしくお願いします。神戸製鋼の会見で、この事案の発覚の経緯についての神戸製鋼側の説明はこうでした。8月の下旬に実質的な検査をやっている中で、現場でこういう改ざんがあったという事実が上がってきた。8月30日に経営陣、社長を含む経営陣にこの話が上げられたという説明でした。今、課長のご説明ですと9月末に一報を受けたというお話でした。これは8月の末からざっくりひと月間、間があったということになるかと思うんですが、この対応の仕方、このひと月置いて対応をしたというこの期間に関してはどう〓*******00:03:52〓。 小見山:先ほどご説明申し上げましたとおり9月の末、正確に申し上げますと9月の28日に経済産業省には一報があったわけでありますが、そのような発見してから時間があったということも踏まえて経済産業省からは先ほど申し上げましたとおり、事案の対外公表も含めて4点を行う、速やかに行うように指示を出したと。その指示を受けて、も踏まえて神戸製鋼所で10月8日に公表に至ったと、このように認識しております。 司会:はい、共同さん。