「ランクが違う」ソフトバンク小久保監督、好調打線が佐々木朗希には7回1点止まり 近藤健介も「対戦するのは当然嫌」攻略法は?
◆ロッテ3―1ソフトバンク(24日、ZOZOマリン) 絶好調のタカ打線がロッテの大黒柱に屈した。21、22日の楽天2連戦で計33得点の猛攻。1日空いて佐々木朗希と激突したが、1点に終わり、連勝も6で止まった。小久保監督は「そんなに打てないですよ。ランクが違う」と淡々としていた。 ■周東速すぎ!? 大渋滞の3者連続生還【動画】 勢いは続いているかに見えた。初回2死一、二塁のチャンスをつくると、近藤健介が先制の左越え二塁打。なお2死満塁でリチャードは空振り三振に倒れたが、初回だけで35球を投げさせた。ただ、2回以降は最速162キロの直球と鋭いフォークに苦しみ、ホームが遠い展開となった。 小久保監督は「フォークが全部低めに集まっていたし、真っすぐも前回の対戦と全然違った」と脱帽した。4月23日には佐々木から7回で3点を奪って黒星を付けたが、2度目はひと味違った。 先制打の近藤は「対戦するのは当然嫌ですよ。浮いた球や甘い球を一球で捉えないと厳しくなる」。通算10打席目で初めて佐々木から安打を放った山川穂高も「やっぱり速い。なかなか打ち崩せなかったけど、次はまた頑張りたい」と話した。 12球団最速の30勝、貯金20はお預けとなったが、2位に5・5ゲーム差の貯金18。指揮官も「向こうがいいところでタイムリーが出た。そこだけですよね」とさっぱりした表情だ。球界屈指の剛腕の前に小休止といったところの1敗となった。(小畑大悟)