【がんばれ!郷土力士】大の里無傷4連勝 遠藤初黒星、輝3敗
●大関昇進へ最高の出だし 大相撲秋場所(両国国技館)4日目の11日、関脇大の里は小結大栄翔を押し出し、無傷の4連勝となった。力強い相撲で相手を寄せ付けず、先場所とは打って変わって最高の出だしに。大関昇進を狙う大器は「一日一番、集中して頑張る」と繰り返した。東前頭8枚目の遠藤は初黒星を喫し、西前頭11枚目の輝は2連敗で3敗目となった。 【写真】大の里(左)が押し出しで大栄翔を下す=両国国技館 大の里はよく見て立つと、大栄翔の突き、押しをあてがって攻勢。鋭い出足で押し出した。4連勝にも「何も考えていない」とさばさばした表情を浮かべた。 八角理事長(元横綱北勝海)は「大の里は距離を置くと嫌な大栄翔に自分から詰めていった。良くなってきている」と評価した。 遠藤は西前頭7枚目の美ノ海を土俵際まで押し込んだものの、はたきに落ちた。「(動きに)ついていけていないから負けた」と語った。 輝は東前頭12枚目の武将山に下から攻められ、防戦一方で土俵を割った。「もっと中に入って攻めないといけない」と反省を口にした。 ●欧勝海は初黒星 十両 西十両14枚目の欧勝海は東十両12枚目の大青山にうっちゃりで敗れて初黒星を喫した。「もっといい相撲が取れるよう、集中し直す」と切り替えた。 ●炎鵬2連勝 序二段 西序二段31枚目の炎鵬(金沢市出身、金沢学院大OB、伊勢ケ浜部屋)は同30枚目の飛燕力(押尾川部屋)をはたき込み、2連勝した。「勝ち方を突き詰めたい」と話した。