【速報】「ハラスメントあってはならず…世間を騒がせ申し訳ない」日本バトン協会の理事長が謝罪 バトンチーム元指導者が選手へのわいせつ容疑で逮捕
4月30日、東京に本部がある日本バトン協会の内田圭子理事長が30日午後5時すぎから、バトン元指導者が選手へのわいせつ容疑で逮捕されたことを受けて会見を行っています。 理事長は会見で「この度の逮捕につきましては遺憾です。ハラスメントはあってはならないことで許してはいけないことだと思います。被害者には謝罪を申し上げているが、こうして世間を騒がせて非常に申し訳ない気持ちでいっぱいです」などと話しました。 バトントワリングの元指導者・小城桂馬容疑者(40)は、去年2月、京都市南区のマンションで当時18歳の高校生だった男子選手の下半身をさわるなどのわいせつな行為をした強制わいせつの疑いが持たれています。 警察によりますと、小城容疑者は国際大会への出場経験もあり関西を拠点に活動するチームを数年間指導していました。 被害を受けた男子選手は小城容疑者からSNSで「泊まりに来いとしつこく誘われた」などと話しているということです。 去年9月、男子選手が父親に相談し、事件が発覚したということで、小城容疑者は調べに対し 容疑を認めているということです。 小城容疑者は男子選手を指導する立場にあったということで、警察は調べを進めています。
被害家族から申告も…前理事長が独断対応 協会全体の把握まで約3か月要する
事件を巡っては、去年3月、選手の家族から協会へ被害申告がありましたが、当時の理事長が他の理事に相談せず独断で対応し、情報共有がなかったため、協会内での報告まで3か月を要したということです。 協会はその後、7月に外部弁護士3人による外部調査委員会を設置、12月に委員会が取りまとめ提出された報告書には「指導者として優越的地位にあり、選手が意思を表明することが困難な状態であることに乗じた」と指摘されていました。 この問題を巡って、バトン協会は前理事長を1年、チームの当時の代表を6か月間の会員資格停止処分としました。