JR中央線「武蔵小金井」のフードコートで完璧な午後 「西のムサコ」を散歩&イトーヨーカドーで食事してみると
■「ドンキ」の北と「高級スーパー」の南、印象は対照的 今回訪問するのは、武蔵小金井駅南口のイトーヨーカドーにあるフードコート。武蔵小金井駅は北口と南口で見える景色が違う。 北口から外を見ると、何より空が広い。南口と比較して高層のタワーマンションがほとんどないのだ。すぐ見えるところにドン・キホーテもある。高級スーパーの三浦屋や成城石井が営業している南口とは好対照だ。 イトーヨーカドー武蔵小金井店は2009年にオープン。再開発の目玉的な施設の一つであり、フードコートがある4階にはベビー用品店のアカチャンホンポが入居していたり、「こどもトイレ」があるなど、ファミリー向けを意識している印象を受ける。
余談だが、エスカレーターのあまりの遅さには驚かされた。 フードコートも当然にファミリー層が多い。それも、赤ん坊連れが目立つ。 通常のソファ席やカウンター席だけでなく、赤ん坊を寝かしながら食事もとりやすい、座敷席のようなものもあるのが特徴的なフードコートだ。 本連載の初回で訪れた、神奈川県・川崎市の溝口のフードコートでは、見なかった光景である。その街を表す、フードコートならではの違いを感じる。 席でいえば、カウンター席にはコンセントをそろえていて、そこでは「コンセント ご自由にお使いください。パソコン・ゲーム機・携帯電話等」と書いてあるにもかかわらず、至るところに「『飲食』以外のご利用は、ご遠慮ください 勉強・ゲーム・会議禁止デス」という掲示があって困惑する。
「禁止です」ではなく「禁止デス」。「禁止death」ではなかったのでまだよかったが、とはいえ「デス」と言われると、私としてはややギョッとしてしまった。 が、その警告もむなしく、カウンター席で充電しながら寝ている人もいれば、動画を楽しんでいる人もちらほらといた。ま、ドリンクは注文していたようだし、この日は満員ではなかったので、店員さん的にも「大丈夫デス」なのだろう。 ■定番の顔ぶれが揃う フードコートで営業しているのは「築地 銀だこ」「ロッテリア」「はなまるうどん」「ペッパーランチ PLUS」「ミスタードーナツ」「サーティワンアイスクリーム」「東方餃子坊」「リンガーハット」。ファストフードにおやつ、麺類に中華といった、定番のラインアップがしっかりそろっている。