「G7最低」トレンドに 日本のジェンダーギャップ指数G7最下位の118位
「G7最低」というワードが12日、X(旧ツイッター)のトレンドになった。世界経済フォーラム(WEF)が発表した、世界の男女格差に関する「ジェンダーギャップ指数」の2024年版報告書で、日本は調査対象の146カ国中118位となり、主要7カ国(G7)で最下位だったことを受けたもの。昨年23年版では過去最低の125位で、そこから若干順位は上がったものの、主要国の中では依然、日本の男女格差が大きいことがあらためて浮き彫りになった。 一方、この日放送されたテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)では、元AERA編集長のジャーナリスト浜田敬子氏が、この結果を踏まえてコメント。「多少順位は上がりましたが、いまだに先進国で最下位レベルということには変わりない」と指摘した。昨年から若干順位を上げた背景には、昨年の内閣改造で岸田内閣に5人の女性閣僚が誕生したことなどが影響したとみられているが、浜田氏は「世界の先進国では閣僚の半分が女性で、女性の大統領や首相という国が次々と出ている中で、日本が順位を下げているのは政治と経済の分野。ここをもう少し前進させていかないといけないと思います」と訴えた。 報告書によると、日本の男女格差は経済分野で120位、政治分野で113位。番組では、教育分野のスコアは高いものの、政治分野では数値にほとんど現れないほど低いスコアのデータ画像を示しながら、番組MCのフリーアナウンサー羽鳥慎一が「…という日本です」と語り、エンディングとなった。