岩田明子氏 安倍元首相と旧統一教会の関係に言及「私もジャーナリストとして落ち度があったと思うのは…」 自民党総裁室で面会報道も
元NHK政治部記者でジャーナリストの岩田明子氏が29日放送のテレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」に出演。安倍晋三元首相と旧統一教会の関係について言及した。 番組では、自民党総裁選と新総裁に選出された石破茂氏に議論し、自民党新総裁と旧統一教会の問題についても触れた。 2013年の参議院選挙前に、当時の安倍首相が自民党総裁応接室で教団幹部と面会かと報じた朝日新聞について、元宮崎県知事でタレントの東国原英夫が「よく出たなと思いますね、あれがね。自民党さんは『組織的な繋がりはありませんでした』って、ずーと言ってきたんですね。あの写真を見ると、これは組織的なつながりはないとは言えないんじゃないの?もう一回再調査が必要なんじゃないの?と思いますよね」と提言した。 ここでMCの阿川佐和子が「NHK時代にずーと安倍さん担当でいらっしゃったわけで、安倍さん自身が旧統一教会とどれくらいのかかわりを持っていたのかとか、自民党全体の問題だったのかとか、そういうことは感じられなかったんですか?」と約20年にわたり安倍氏を取材してきた岩田氏に尋ねた。 岩田氏は「やっぱり私もジャーナリストとして落ち度があったと思うのは…」と前置きした上で、「この旧統一教会という存在自体が頭にないもんですから。当時の政治記者というのは政局ですとか政策ですとか外交ですとか、そればっかりを追いかけてるわけですから」と気づいていなかったと説明した。 続けて「面会も首相官邸だったら、総理番という人が張りついていて。“何時何分、誰々が入った”っていうのは全部分かりますけど。こういう総裁応接室ですと、なかなか分かりにくいところもあったりしてですね。完全に誰と会っていたかはキャッチできないですね」と話した。