【阪神】岡田彰布監督、来日初完投の助っ人を大絶賛「ビーズリーに尽きます」…一問一答
◆日本生命セ・パ交流戦 阪神4―1西武(8日・甲子園) 阪神・岡田彰布監督が、来日初の完投勝利を挙げたビーズリーを大絶賛した。9回4安打1失点。惜しくも9回に失点して来日初完封は逃したが、150キロを超える直球と曲がり幅の大きいスライダーで西武打線を圧倒した。打線も11安打4得点。5カードぶりの勝ち越しで交流戦で12球団中の最下位を脱した。 以下、監督の一問一答。 (テレビインタビュー) ―5カードぶりに連勝、カード勝ち越し。きょうの試合をどう見た。 「もう、やっぱりビーズリーですね。ずっとね、ほんといいピッチングで、何かね。才木と2人で、一番最後、週末で、前回勝ちつかなかったんでね、きょうはほんとにね、ビーズリーに尽きますね」 ―最後はヒヤッとしたが、最後までいかせる決断は。 「いやいや、完封したいって自分から。代えようと思ったんだけどね」 ―失点しても投げ切る。 「あそこまでいけばね、ツーアウトだったんでね」 ―来日初完投で、最長イニングで球数も119球。本人にとっても大きな試合。 「いやいや、今年はちょっと出遅れたんですけどね。キャンプで故障とかあったけど、2軍でも本当にいい投球をして、1軍でも見ての通りの投球なので、このままずっとこういう姿を続けてほしいと思いますね」 ―これで3勝目。ビーズリーの先発陣の中での存在について。 「そうですね、今は才木と2人が一番安定したピッチングをしているので、それを続けていってほしいですね」 ―7試合ぶりに2ケタ安打。打線について。 「昨日ぐらいからね、いろんな球にすごく反応も良くなったし、今日もミーティングで『いい感じになってきたから、続けていけば、おのずとヒットが出るようなる』という話をしたんだけど、だいぶ打つ方はね、数見ても分かるように、良くなってきてると思いますね。ヒットの数がね」 ―1イニングで2本のタイムリーも久々に出た。 「ねえ、ちょっと覚えてないですね。ホント、久しぶりだと思うんですけどね、いつ以来とかは(笑い) ―1、2、3番に複数安打が出た。いい兆しか。 「いやいや、まあ、今ちょっと大山いないんでね、打順のやりくりというか、この形が一番しっくりしてねぇ、なんかつなぎの野球というかね、うまく点取れてるんで、代える必要もないし、そのまま、一番はやっぱり2番の前川がうまく、つないだ、そういうバッティングしてくれるんで。これはホントね、後ろの者も打ちやすいと思いますね。 ―明日は今シーズン2度目の同一カード3連勝がかかるが。 「いやいやもう、まずはね、才木が明日は最後週を締めてくれると思うんで、打つ方もね、今日みたいな早い回でね、得点というか楽にしてあげたらね、才木が頑張ってくれると思うね」 (ペン囲み) ―ビーズリーに話をしたのは8回の攻撃のところ。 「いや回ってくるしなあ、どうする言うたら、完封したかったんやろうな(笑い)。悔しがっとったもんな、1点の時なあ、そんなんしゃあないわ、あんなんバックホーム態勢できるか思っとったわ」 ―それまでは安心して見ていられた。 「バッターの振り見ると、あのスライダーというか、カットも含めて全然タイミング合ってないからなあ。だからまあ、別にまあ球数次第やけどな、ある程度球数いくまでは、代える必要ないわな、相手が打ちづらそうにしてるんやからなあ」 ―右バッターにはほとんどヒットを打たれない。 「そうやなあ、あれ、うまいことねえ、あれが、ストライクに見えるんやろうなあ、外のボールなあ、おーん」 ―昨年先発転向させて板についてきた。 「そう、だから、なんて言うかなあ、タイプ的にどっちがええとかそんな俺らも分からへんけど、やっぱりなあ、これはまったというかな、本人もこういう感覚でね、おーん、中6とかでずっとローテーション守るようなな、そういう自分のペースをいければ、これからもずーっとな、そういう感じでいってくれそうな感じはするよな、おーん」 ―打線も直球を打った。メッセージが浸透している。 「まあちょっとは良くなってきていると思うけどな。やっぱりなあ、中野の一塁線なんて久しぶりに見たよ。初めてかも分からんし。みんな右バッターは三塁線にファウルを打てるようにやっとなってきたし。そういうことやろな。木浪にしても一、二塁間に強い打球いくしな」 ―森下も初球から積極的に。 「だから、なあ、ねえ、昨日のあれも中村にうまく捕られたけどな、おーん、あの打席が昨日で一番価値ある打席と思うし。(森下は)今日もやっぱりスライダー三遊間にいったら次センターに打つっていうかな。そういうので相手のバッテリーがな、どこ投げても打たれるみたいな感覚を持てばいい。ここ投げたら大丈夫やからね、ここ以外は大丈夫とかそういうのはなしに、ああいうバッティングしとけばまた相手も迷ってくると思うからな」 ―2戦連続で先発に白星が。リズムになっていく。 「それはやっぱりね、4点、5点と点が入っているからやで。今までみたいに1点、2点じゃそら、やっぱりチャンスになったら代打いかなあかんし。後ろのピッチャーにもな、1点、2点でいつも毎試合そういう展開になるとそらきついと思うしな、精神的にもな。そのへんが全然違う」 ―打線が良くなったのは日々の積み重ね、意識付けの積み重ね。 「まあそうやろなぁ」
報知新聞社