【福岡ボート(サマータイム)一般】中川りな 母は強し
<15日・福岡ボート・2日目> 巻き返しを誓った。中川りな(30)=福岡=は2日目5R、2コースからトップSを決めながらも攻めあぐねて5着。初日から3戦してまだ白星なしとリズムに乗り切れていないが、「地元でいいところを見せたい」と気合は十分。反転攻勢へ気持ちは切れていない。 前期(昨年11月~今年4月)は産休明けながら、最後にギリギリA2の規定出走回数である70走をクリア。勝率は6.64とデビュー後では最も高い勝率をマークした。その要因となったのが、同門中辻崇人直伝の伸び型のプロペラだ。「産休前は伸び型のペラは敬遠していたんですけど、チャレンジしてみたら意外に自分に合っていて。何よりも伸びてまくるレースは楽しいです」 ただ今節は、「悪くないけど、いつもほどは伸びていない」と中堅やや上程度にとどまるのが実情。しかし、これをマイナスとは捉えていない。「いつもいいとは限らないですからね。今節みたいな時にどう打開していくかは、今後の自分の糧になると思うのでいろいろやってみます」 まさに母は強し。新たな挑戦が、自らの違う扉を開く契機になったのは言うまでもない。3日目は5、6号艇の不利枠が巡ってきたが、ニューアイテムの〝フルダッシュ一撃〟を駆使して難局を乗り越える。(森 大輔)