「レヴァークーゼン、おめでとう」 バイエルン指揮官はブンデス優勝争いに白旗 勝ち点差は13に広がる
ドルトムントに敗戦のバイエルン
バイエルンの指揮官トーマス・トゥヘルは今シーズンのブンデスリーガ優勝争いに敗れたことを認めた。 ブンデスリーガ第27節でドルトムントと対戦したバイエルン。首位レヴァークーゼンにこれ以上引き離されないためにも、デア・クラシカーで勝利が必要だった。 しかし、開始早々の10分にFWカリム・アデイェミに先制ゴールを決められると、後半にはDFユリアン・リエルソンにゴールを決められ、ドルトムントに0-2で敗戦してしまった。 一方のレヴァークーゼンはホッフェンハイムと対戦。33分に先制ゴールを許してしまったレヴァークーゼンはなかなかゴールが奪えなかった。このまま今季初のリーグ戦敗退かと思われたが、88分にMFロベルト・アンドリッヒ、90+1分にFWパトリック・シックが立て続けにゴールを決め劇的勝利を飾った。 この結果により、バイエルンは首位のレヴァークーゼンと勝ち点差が13に広がった。残り7試合という状況もあり、試合後にバイエルンがタイトル争いから脱落するのかを問われたトゥヘルは白旗をあげた。 「明らかにそうだ。今日の試合が終われば、もう勝ち点を数える必要はない。今何点だ?レヴァークーゼン、おめでとう」(英『BBC』より) バイエルンはドイツの絶対王者として君臨していたが、12連覇を逃すことが濃厚になっている。一方、初優勝を目指すレヴァークーゼンは残り7試合で3勝すると優勝が確定する状況となった。
構成/ザ・ワールド編集部