サッカー日本代表、菅原由勢が「みんなの愛を感じた」ゴール! 「全部が全部人生うまくいくわけでは…」途中出場で残した結果
サッカー日本代表は15日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)グループC第5節でインドネシア代表と対戦し、4-0で勝利となった。今回のアジア最終予選で初出場を果たした日本代表DF菅原由勢が4点目のゴールを記録。苦しみながらも結果を残した菅原が試合後に語ったこととは。 【最新順位表】2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選 菅原は3点リードの62分に堂安律との交代で途中出場。すると69分、伊東純也とのワンツーで抜け出した菅原は、ペナエルティエリア右からニアサイドをぶち抜く強烈なシュートを決めた。堂安律や伊東純也が活躍している中、日本代表としては久々の出場となったが、ゴールという結果を残した。 ゴール直後に喜びを表現し、チームメイトも駆け寄ってきたが、菅原は「僕は毎回ゴールが入るたびに行っているけど、みんな来てくれないだけなので、ようやくみんなの愛を感じ取った」と冗談混じりに語り、「さっき監督とも話したけど、サッカー選手としてやっている以上、11人の出場権を争うのでそこへのライバル心は当然あるけど、今の代表チームはライバル心はあれどリスペクトしている気持ちもあるというので、僕の1点をみんなで喜べるのが僕からしたら感動的というか、あんなにみんなが来てくれると思わなかった」と続けた。 所属するサウサンプトンでは結果を残しているものの、日本代表では出場機会が減っていた菅原は「僕自身も皆さんと同じで人間なので、全部が全部人生うまくいくわけではないので。もちろん、ああでもないこうでもないと言い訳をしたくなることもあるし、僕自身、誰かに言うわけではないけど思うこともあるけど、それを言っても僕のサッカー人生が変わるわけでもパフォーマンスが変わるわけでもない」と話した。 さらに、「そこはしっかり自分自身に矢印を向けて自分がやるべきことや何が必要なのか、もっといい選手になるためにどうなるべきなのか常に考えるべきだと思ったので、そういう難しい時期をどう過ごすかで先が見えてくると思う」と今回の試合で結果を残せた理由を語っている。 また、菅原と同じくWBやSBでプレーする長友佑都の存在については、「あの人の存在を言葉で表すのはすごく難しい」と敬意を示し、「あの人がいるといないで全然違うというか、チームの雰囲気だったり試合前の雰囲気作りだったり、あの人がいるといないとでは、また違ったものになると思う」とベンチ外の状況でも前向きにチームを引っ張る長友の姿勢に深く感銘を受けているという。 ようやくの出場で結果を残した菅原だが、次の中国代表戦でもチームの勝利に貢献できるか。 (取材:加藤健一【インドネシア】 文・構成:編集部)
フットボールチャンネル編集部