ダム壁面にゴジラ現る、ドイツの特別チームが高圧洗浄機で…宇垣美里さんも登場「生でこの迫力を見て」
佐賀県嬉野市の岩屋川内ダムの壁面に、巨大な「ゴジラ」を、高圧洗浄機を使って描く「ダムアートプロジェクト」が進められている。県と清掃機器メーカー「ケルヒャージャパン」(横浜市)の共同企画で、15日、制作の模様が報道陣に公開された。完成は22日の予定という。(小林夏奈美) 【動画】熊本県・立野ダム、試験で「150年に1度」の満水に…南阿蘇鉄道の車窓から一望
県は先月、ゴジラをあおむけにした姿と県の形が似ていることから、ゴジラを「県かたち観光大使」に任命。来年1月にかけて、キャンペーン「ゴジラ対サガ」を展開している。今回もその一環で、今年、完成から50周年を迎える岩屋川内ダムに、ゴジラを描く企画が実現した。
ダムアートは、ダムの壁面に付着した黄砂やこけなどの汚れを落とし、そのコントラストで絵を描いていく。この日は、高さ約60メートルのダムの壁面にロープでつり下げられた、ドイツの本社から訪れた「特別チーム」のメンバー3人が、高圧洗浄機を用いて、ゴジラを描いていく様子が披露された。
現場には、“ダム好き”を公言するフリーアナウンサーの宇垣美里さんも登場し、「生でこの迫力を見てほしい」と呼び掛けた。
ゴジラは、完成から2~3か月間は楽しめる見通しで、企画を担当した県県土企画課の田中俊匡主査も「多くの人に足を運んでもらい、迫力あるゴジラを見てもらいたい」と話した。
また、同ダムでは16日から、ゴジラがデザインされた数量限定のダムカードも配布するという。