水しぶきが無数のつららに 雪解け水の造形美 長野県野沢温泉村
野沢温泉村豊郷の雪解け水が流れる側溝で、上に張り出した木の枝に飛び跳ねた水しぶきが付き、長さ10センチほどのつららが無数にできていた。 側溝は幅50センチほど。野沢温泉スキー場の近くにあり、スキーヤーが行き来する村道脇にある。水路内の段差の影響で水が勢いよく飛び散り、側溝のそばに生えるコケや草も凍り付かせていた。 この日の朝の最低気温は氷点下5・7度だったが、日中の最高気温は5・7度。寒さの造形とは対照的に、近くに植わるモクレンはつぼみを膨らませていて、春の足音が感じられた。
秂(いなづか)弘樹