【医師直伝】嗜好品『チョコレート』の賢い食べ方 4つのポイントを知る
チョコレートは多くの人にとって欠かせないおやつですが、あくまでも嗜好品であり健康に与える影響から避ける人もいます。ですが、選び方や食べる量・タイミング次第では健康的な生活のお供にもなるようです。そこで、医師が実践するチョコレートの取り入れ方を教えていただきました。 [この記事は、Medical DOC医療アドバイザーにより医療情報の信憑性について確認後に公開しております]
チョコレートの賢い食べ方
編集部: お菓子は食べすぎると良くないと思いますが、うまく取り入れれば健康に良いとも聞きます。お医者さんであってもチョコレートを食べますか? 春日先生: はい、医師も適切な量やバランスを考慮して菓子やチョコレートを摂取することがあります。チョコレートには抗酸化物質や心血管に良い影響を与える成分が含まれているため、適量を摂取することで健康的な生活のサポートをしてくれることもありますよ。ただし、個々の健康状態や体質に応じて食べる量は調整すること、砂糖や脂肪の過剰な摂取は健康に悪影響を与える可能性があるため、適度な範囲内での摂取が重要です。 編集部: 医師がすすめる、チョコレートを食べる時間や量を教えてください。 春日先生: チョコレートの適切な量や摂取するタイミングは、以下のポイントを考慮してください。 1.摂取量: 1日に摂取するチョコレートの量は、30~60gを超えないようにする 2.カカオ含有率: カカオ含有率が高いダークチョコレートを選ぶことを推奨(カカオ含有率70%以上) 3.タイミング: チョコレートは食事と食事の間のおやつとして摂取 4.個人の健康状態: 個々の健康状態やアレルギーによっては、医師が特別な指示を出す場合あり。特に糖尿病やアレルギーのある場合は注意が必要 上記はあくまで一般論であり、具体的なアドバイスを医師や管理栄養士に相談してもよいでしょう。 編集部: いろんなおやつがありますが、なかでもチョコレートを食べるメリットはありますか? 春日先生: チョコレートには健康に対する複数のプラス効果があります。例えば、ダークチョコレートには抗酸化物質が豊富に含まれ、心血管をサポートする可能性があります。また、カカオにはセロトニンやエンドルフィンの放出を促進する成分が含まれ、心のリラックスや幸福感をもたらすことが報告されており、ストレス緩和や気分の改善が期待できます。ただし、これらの効果は摂取量と品質に依存し、過度な摂取は砂糖や脂肪の過剰摂取となりかねません。 編集部: 医師がすすめるチョコレートの食べ方、早速実践してみたいと思います! 春日先生: 素晴らしいですね! 繰り返しになりますが、医師がすすめるチョコレートの摂取方法を実践する際には、以下のポイントに留意してください。 1.1日に30~60グラムを超えないようにする 2.カカオ含有率が70%以上のダークチョコレートを選ぶ 3.間食として適度に摂る(ほかの三食に影響が出ないように) 4.糖尿病やアレルギーのある場合は、医師の指示に従う 上記4点に注意し、おいしいチョコレートをお楽しみください。