呉ポートピアパークにスケボー練習場や3人制バスケコート、BBQも・・・ 4つのゾーンに区分けし再整備へ 広島県呉市が基本構想素案まとめる
広島県呉市は同市天応大浜の大型公園「呉ポートピアパーク」の再整備について、若者に人気のある自転車BMXなどのアーバンスポーツが楽しめるスポーツゾーンや、親子で遊べるゾーンなど4ゾーンに分けて整備する基本構想の素案をまとめた。既存の設備を生かし、ゾーンごとに段階的に工事を進める方針。21日からのパブリックコメントを経て、基本構想を固める。 【図】呉ポートピアパーク再整備のゾーニング案 素案によると、隣接の天応公園を含めた約6・6ヘクタールでゾーニングする。スポーツのゾーンは同園の北端を想定。BMXやスケートボードの練習場、3人制バスケットボールの専用コートなどを設けるイメージだ。大会の開催なども見据える。住宅地からの距離を確保できる場所で若者がスポーツに熱中できる場所の創出を目指す。 中心部分の「遊び」ゾーンは、子どもたちが思いっきり遊べる場がコンセプト。浅いプールなどの水遊び場や、ボール遊びができる広場など既存施設を活用し、小さな子ども向けの屋内広場や図書室の運営も視野に入れている。 南側のエリアは「イベント」と「憩い」のゾーン。大きな施設を建てず、瀬戸内海の景色を眺めながらバーベキューなどのアウトドアを楽しめる場所にする。子ども向けのヒーローショーや地域住民の発表ができるステージも活用する。 市は昨年度まで道の駅などの導入を目指していたが、民間事業者への聞き取りで実現性が低いことが判明。方針を転換していた。整備方針を固めた上で、スポーツゾーンから整備に着手したい考えだ。
中国新聞社