[写真]バックヤードですごす、カリフォルニアアシカのキュッキュ（提供：天王寺動物園）

　大阪市天王寺区の天王寺動物園で飼育しているカリフォルニアアシカのキュッキュ（雌、6か月）が今年9月に一時行方不明となり、数日後に園内で発見・保護された件で、同園は26日、キュッキュの公開をアシカ池に隣接する隔離プールで27日から再開すると発表した。 【拡大写真付き】今年10月に保護された時のキュッキュ

保護された後、バックヤードで健康管理と離乳訓練を行っていた

　同園によると、今年9月26日にアシカ池の水の入れ替えのため排水バルブを開錠して排水を開始。その後、排水溝カバーが外れていることに気づいてつけなおしたが、翌27日午前11時ごろにキュッキュの姿が見当たらないことに気づき園内の捜索開始。排水溝カバーが再度外れていることに気づき、園外下水施設の捜索を始めたが見つからず捜索を続け、翌月の10月1日にアシカ池近くの下水施設での発見に至った。 　その後、バックヤードでキュッキュの健康管理と離乳訓練を行っていたが、検疫期間が終了。体重は保護時は16.1キロだったが、今月20日には23キロまで成長するなど、健康が確認されたことや離乳訓練が順調に進んだことを受け、公開再開を決めたという。

27日午後1時半ごろ、アシカ池隣のプールへ移動。正月からアシカ池へ

　27日午後1時半ごろにキュッキュをアシカ池隣の隔離プールへ移動し、アシカ池合流トレーニングを開始する。来年1月1日には、アシカ池に合流させる予定となっている。 　同園は「動物の状態によって、今後のスケジュールは変更する可能性があります。訓練の様子などについては、追ってブログ等でお知らせいたします」としている。