「なんだ男か」でブチギレ…「機動戦士Zガンダム」ニュータイプの無駄遣いで殴り殴られる男、カミーユ・ビダン
いくらなんでもキレすぎでは……。「機動戦士Zガンダム」の主人公、カミーユ・ビダン(CV:飛田展男)は、初登場から5分もたたないうちに暴力沙汰を起こしてしまった。名前をバカにされたことが原因だが、なにも殴りかからなくても……。 【映像】カミーユの左ストレート(7分54秒ごろ~) アニメ「機動戦士Zガンダム」は1985年3月から1986年2月まで放送されたサンライズ制作のロボットアニメで、「機動戦士ガンダム」の一年戦争から7年後を描いた続編。1979年4月から1980年1月まで放送された「機動戦士ガンダム」は“リアルロボットアニメ”という新ジャンルを開拓し、以後のアニメに多大な影響を与えた。以降もシリーズや劇場版、スピンオフなど派生作品も多数制作され、現在も高い人気を誇る。 一年戦争で活躍したホワイトベースの艦長ブライト・ノアがキャプテンを務める地球との連絡シャトル「テンプテーション」が入港すると知ったカミーユは、ブライトに会いたいと空手部の練習を仮病で休み、宇宙港へ急いでいた。 しかし、宇宙港に到着したときにはシャトルは出発準備中で、会うことは叶わなかった。普通なら会えないとわかれば次の機会にと諦めるところだが、カミーユは諦めきれず、さらに先を急ごうとした。 一緒についてきた幼馴染のファ・ユイリィ(CV:松岡ミユキ)は、「カミーユ、会えやしないわよ」と引き止めようとした。その声に反応したのが、地球連邦軍の特殊部隊ティターンズの一員であるジェリド・メサ(CV:井上和彦)だった。 ジュリドはカミーユを見ると、「女の名前なのに、なんだ男か」と軽口をたたいた。この一言にカミーユは「なめるな!」と激怒し、ジュリドに渾身の左ストレートを叩き込んだ。 さらに、カミーユはティターンズの兵士たちにも「カミーユが男の名前でなんで悪いんだ!俺は男だよ!」と叫びながら突っかかり、殴り殴られの乱闘騒ぎに発展してしまった。カミーユは女性的な自身の名前にコンプレックスを持っており、ジュリドの放った一言にどうしても怒りを我慢できなかったのだ。 公式設定では、カミーユは宇宙世紀史上最高のニュータイプ能力の持ち主とされているが、「機動戦士Zガンダム」が放送されていた時代は校内暴力が多発していた時期でもある。主人公がキレる若者というのは、当時の視聴者にとっては意外と普通だったのかも……。 (C)創通・サンライズ
ABEMA TIMES編集部