餃子 蒸し物 どて煮 ご飯 赤だし 焼きそばで『200円』激安ランチを可能にする店主の努力と常連客との絆
佐藤さん: 「手作りの餃子は、畑のニラを使っている。ナスも今日のランチは、自分の畑の秋ナスを使っとる」
■200円ランチが実現できる理由2「常連客のボランティア」
そして、200円ランチの秘密はほかにもありました。ランチタイムの厨房で、焼きそばを作っている男性がいました。 佐藤さん: 「あの、ボランティア。この人は、夜は夜で働いとらっせるもんで、ほんだでボランティア」 男性はアルバイトなどの従業員ではなく、ボランティアでお店を手伝っているといいます。
男性: 「(客として)小学生の頃から来とる、小学校3年生から」 オープンから半世紀近く経つ「みかくどう」には、子供の頃から食べにきていたお客さんが、1人でお店切り盛りする佐藤さんを助けようとかわるがわるやってきては無償で手伝っているということで、200円ランチを提供する助けになっています。
男性客: 「やっぱりお母さん(佐藤さん)の人柄じゃないですか。お母さんのこと助けたいなってみんなが思うはずなので」 佐藤さん: 「前はお子様相手だったけど、今は年金生活のおじいちゃんおばあちゃんが多い。(年金を)たくさんもらえる人がいないもんですから、喜んで食べにみえます」
常連客の差し入れと家庭菜園で食材費を大幅に節約し、お客さんの手助けで人件費もかからないことから実現している200円ランチ。驚きの安さには、納得の理由がありました。 2024年11月7日放送