マズいなんて誰が言った? 勝みなみ「スコットランドの朝食がおいしい」
◇米国女子◇ISPS Handa スコットランド女子オープン 事前(14日)◇ダンドナルドリンクス (スコットランド)◇6563yd(パー72) 【画像】息ぴったりの勝みなみ&渋野日向子 「食事がおいしくない」なんて不名誉なイメージを抱かれがちな英国だが、スコットランド滞在中の勝みなみは連日クラブハウスで食べる朝食に大満足している。 「ここの朝食、おいしいんですよ」と声を弾ませるのは、定番とも言えるイングリッシュ・ブレックファースト。トマトソースで煮込んだベイクドビーンズ、巨大なマッシュルーム、特にお気に入りは焼きトマトだとか。「もう皿いっぱいに盛って食べたい(笑)。グリルの方が柔らかくて食べやすい」と話す。 民泊サイトAirbnb(エアビーアンドビー)でコース近くに借りた家では母・久美さんだけでなく、自らキッチンに立って帯同スタッフにリゾットを振る舞ったりもする。食事に悩まされるプロゴルファーが多い国に行っても楽しめるのはひとつの強みだ。
バッグを預ける宮里藍さんの元エースキャディ、ミック・シーボーンさんには昨年も中盤戦でタッグを依頼した。強い雨と風の中で18ホールを回った前日の練習ラウンドでは「(風読みなどで)自分が結構間違っていたクラブの選択も、ミックはかなり合っていた。もう任せよう、と」。英国出身のベテランに全幅の信頼を置いて臨む。 連続予選落ちを2試合でストップした2週前の「ポートランドクラシック」でショットに手応えをつかんで27位。前週はワシントン州シアトルでオープンウィークを満喫して海を渡ってきた。オンオフをしっかりと切り替えて臨む大事な一戦になる。 年間ポイントレース77位の勝は現時点で次週「AIG女子オープン(全英女子)」(セントアンドリュース オールドコース)の出場権を持っていない。19日(月)に最終予選会を控えるが、今大会で有資格者を除く上位3人に入って滑り込めるのがベスト。まずは大好きなコースの朝食でエネルギーをチャージして、午前組のプレーとなる初日に臨む。(スコットランド・アーバイン/亀山泰宏)