都議会自民、次期幹事長の秋田氏「謙虚に愚直に」 会派は22人で第3会派に
東京都議会自民党は24日、次期幹事長に秋田一郎都議(新宿区)を選出したと発表した。任期は8月1日から。7月2日に投開票された都議選では選挙前の57議席から半分以下の23議席という大敗を喫した。秋田氏は会見で「大変厳しい結果になったので、今まで以上に謙虚に愚直に取り組んでいきたい」と語った。
第1党になった都民ファーストの会への向き合い方に対しては「どこの会派であろうが、やることは一緒。知事をはじめとする行政へのチェックが仕事。議員としてやるべき仕事を進めていく」とした。 厳しい選挙の後で幹事長に立候補した理由については「8年前(2009年の都議選)に落選した時、この暗闇がいつまで続くのかと思った。だからこそ今回、涙を飲んだ仲間の思いも含めて、浅学非才だが何かできることはないかとの思いから立候補した」と語った。 公認候補23人が当選した自民党だが、会派としては新風自民党の大場康宣都議を除く22人となる。これまでの第1会派から、23人の公明党に次ぐ第3会派に後退する。秋田氏は「(各所属議員が)地域において信頼を取り戻すべく頑張っていただくほかはない」と述べた。 その他の役員は8月1日開催予定の総会で選出する予定。 (取材・文:具志堅浩二) 《略歴》秋田 一郎(あきた・いちろう) 慶應義塾大卒。英国国立バーミンガム大学大学院修士課程修了(国際関係学修士)。都議会警察消防委員会委員長、自民党政調会長、都議会オリンピック・パラリンピック推進対策特別委員会理事。51歳。新宿区選出。都議4期目