米国株式市場=S&Pとナスダック下落、ネットフリックス大幅安
[ニューヨーク 19日 ロイター] - 米国株式市場はナスダック総合とS&P総合500種が下落して取引を終えた。ネットフリックスの株安が重しとなった。一方、アメリカン・エキスプレス(アメックス)の株価が堅調に推移し、ダウ工業株30種平均はプラス圏を維持した。 ネットフリックスは9.0%安となり、S&P500とナスダックを押し下げた。18日に発表した第1・四半期決算(1─3月)は新規会員数が2四半期連続で市場予想を上回ったが、第2・四半期の売上高見通しが市場予想を下回った。 一方、アメックスは6.2%高。第1・四半期決算は利益が予想を上回った。 ホライゾン・インベストメンツのリサーチ&クオンツ戦略責任者、マイク・ディクソン氏は「利下げ期待が市場から退出し続けている。データを見る限り、利下げすべきというものが何もないからだ」と述べた。 週間ではS&P500が3.05%安、ナスダックが5.52%安となった一方、ダウは0.01%上昇した。S&P500は2023年3月以降、ナスダックは22年10月以降で最大の下げとなった。 S&P500とナスダックは6営業日続落と、2022年10月以降で最長を記録した。 半導体関連株も下落。フィラデルフィア半導体指数(SOX)は4.12%下げた。週間では9.23%安と、過去2年間で最大の下げとなった。 個別銘柄では、米メディア大手パラマウント・グローバルが13.4%高。ソニーグループのソニー・ピクチャーズエンタテインメントと米プライベートエクイティ(PE)企業アポロ・グローバル・マネジメントが同社の共同買収に向け協議しているとのロイター報道を受けた。 ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.8対1の比率で上回った。ナスダックでも1.08対1で値上がり銘柄が多かった。 米取引所の合算出来高は114億8000万株。直近20営業日の平均は109億9000万株。 終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード ダウ工業株30種 37986.40 +211.02 +0.56 37801.98 38102.57 37781.61 前営業日終値 37775.38 ナスダック総合 15282.01 -319.49 -2.05 15547.10 15576.70 15222.78 前営業日終値 15601.50 S&P総合500種 4967.23 -43.89 -0.88 5005.44 5019.02 4953.56 前営業日終値 5011.12 ダウ輸送株20種 15083.72 +136.79 +0.92 ダウ公共株15種 875.61 +15.31 +1.78 フィラデルフィア半導体 4306.87 -184.84 -4.12 VIX指数 18.71 +0.71 +3.94 S&P一般消費財 1382.14 -16.67 -1.19 S&P素材 560.03 -0.62 -0.11 S&P工業 1019.51 -1.94 -0.19 S&P主要消費財 794.27 +7.47 +0.95 S&P金融 671.82 +8.93 +1.35 S&P不動産 224.97 +0.90 +0.40 S&Pエネルギー 725.99 +8.04 +1.12 S&Pヘルスケア 1618.78 +5.13 +0.32 S&P通信サービス 280.48 -5.82 -2.03 S&P情報技術 3500.44 -111.23 -3.08 S&P公益事業 332.18 +4.81 +1.47 NYSE出来高 11.35億株 シカゴ日経先物6月限 ドル建て 37135 + 35 大阪比 シカゴ日経先物6月限 円建て 37100 0 大阪比