コシノジュンコ、地元・大阪で過去最大の展示会「将来の日本に繋がるのでは」
ファッションデザイナー・コシノジュンコの過去最大規模の展覧会『コシノジュンコ 原点から現点』が、「あべのハルカス美術館」(大阪市阿倍野区)で、11月23日より開催。前日におこなわれた内覧会にはコシノ氏が登壇し、同展への思いを語った。 大阪・岸和田に生まれ、新人デザイナーの登竜門といわれる『装苑賞』を最年少で受賞したコシノ氏。モードの先端を走るデザインは、スポーツユニフォームや舞台衣装にとどまらず、インテリアなど新たな境地を切り開いた。 同展では、衣装やデザイン画をはじめ、写真パネルや映像演出など約200点を展示。パリコレを見ているかのようにズラリと並ぶ衣装のほか、高校時代に描いたデッサン、デザインを手がけた1970年『大阪万博』のパビリオンユニフォームなども披露されるという。 内覧会でコシノ氏は、「私、ファッションデザイナーという肩書きがあまり好きではないんです。ですから、自分で勝手に『ファッション』をとって、いろんなデザインをしたいという趣旨で今までやってきました」と明かした。 続けて「この展示はファッションン中心。最初に見たものは絶対に忘れられないと思うので、年齢問わずいろんな方に見ていただいて、そこで一つでも感じるものがあれば、将来の日本に繋がるのではないかと。そういった思いで、今回開催させていただきました」と思いを語った。 期間は11月23日~2024年1月21日まで。「あべのハルカス」16階の「あべのハルカス美術館」にて、一般当日1700円ほか。同展は全室写真撮影が可能となっている。