【西武】栗山巧が声出し「自分たちのプレーにしっかり集中しよう」
◆日本生命セ・パ交流戦 西武5―0広島(12日・ベルーナドーム) ベテランが連敗中のチームを引き締めた。試合直前の声出し。自ら名乗りを挙げたのが栗山だった。「勝ち負け、結果にびびっていたらいいプレーできないよ。勝つか負けるかは9回の2アウト、ゲームセットなるまでわからないのだから、それまでは自分たちのプレーにしっかり集中してやろう。オレが来てから(4日の1軍復帰)、まだ1回も勝っていないよ。オレはずっと気にしているよと」。ジョークもまじえながら、落ち込みがちの選手を鼓舞した。 その声に応えるかのように5回、元山の先制適時打などで5点を挙げて先発の隅田を援護した。11日の同カードで失策から途中交代した元山は「栗山さんがまだ1勝もしてへんから、勝たせてくれって言ってくれたんで。ああいうすごい偉大な方がお話しされると締まった試合になるなと思いました」とうなずいていた。
報知新聞社