アップル製品のデータをAI学習に使われないようにする方法(海外)
アップルがOpenAIと提携したことで、ChatGPTとSiriは統合されることになる。 アップルはユーザーデータの安全確保とその保存先がほとんどの場合で同社のデバイスになるように取り組んでいる。 ユーザーは、OpenAIがAIモデルのトレーニングに自分のデータを利用できないように設定することができる。 アップル(Apple)がOpenAIと大型提携を結び、その際にデータプライバシーについても保証した。 アップルは、データの安全性および保存先がほぼ自社のデバイスであることに関して、他の大手テック企業よりも一歩先を行っている。 だが生成AIブームが、デバイスにしか保存しないというアップルのデータ戦略に、プレッシャーをかけている。今最も優れたAIが活躍するには、クラウドで処理すべき膨大なデータが必要だ。 これはもちろん、ChatGPTにも当てはまる。ChatGPTはOpenAIのチャットボットで、マイクロソフト(Microsoft)のクラウド・データ・センターにあるGPT AIモデルを原動力としている。 アップルのSiriは近くChatGPTと統合される。アップルユーザーは、複雑な依頼内容をChatGPTに送信しても良いか、確認されることになるだろう。 プライバシーの保護については、優れているように見える。 「ChatGPTにアクセスするユーザーのプライバシー保護は組み込まれている。IPアドレスは見えないようになっており、OpenAIが依頼内容を保存することはない」とアップルは6月10日に述べた。
ChatGPTのデータ利用ポリシーが適用される
だが、もしアップルユーザーがChatGPTアカウントにひも付けするとなると状況は変わる。 「ChatGPTアカウントを接続することを選択をするユーザーには、ChatGPTのデータ利用ポリシーが適用される」とアップルは述べている。 では、このOpenAIのポリシーとは、どういったものだろうか。 OpenAIはユーザーデータがAIモデルのトレーニングに利用できると明言している。 「個人向けサービス、ChatGPTやDELL-Eの利用にあたり、当社はユーザーのコンテンツをモデルのトレーニングに利用することがある」とOpenAIはウェブサイトに記載している。 これは、デフォルトの設定だ。オフにしたければすることもできる。これについてOpenAIは、よくある質問に記載している。FAQはこちら。