浜松FCが優秀賞 映画「ゴジラ-1.0」の事例で選出 フィルムコミッションアウォード
映像作品のロケ支援などに関して優れた団体を表彰する「JFC(ジャパン・フィルムコミッション)アウォード」の第10回表彰式がこのほど、長崎県佐世保市で開かれ、浜松市の「浜松フィルムコミッション(FC)」が映画「ゴジラ-1.0(マイナスワン)」の事例で優秀賞に選ばれた。浜松FCの受賞は2年ぶりで、最優秀、優秀合わせて5作品目になる。 いばらきFC(茨城県)と諏訪圏FC(長野県諏訪市)との合同受賞。浜松市は遠州灘や浜名湖が撮影に使われたほか、プロモーションとして東名高速道浜名湖サービスエリア(浜名区)に実物大(縦15・2メートル、横11・1メートル)のゴジラの足跡を設置したり、劇中衣装や歴代ゴジラ映画のポスターを展示したりした。 米アカデミー賞視覚効果賞を受賞した同作を盛り上げるため、3FC合同で各ロケ地や観光施設を巡るスタンプラリーも企画。ノミネートされた17団体の中から、FC連携の好事例として評価を受けた。最優秀賞は映画「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」の滋賀ロケーションオフィス(滋賀県)で、3FCのほか3団体が優秀賞に選ばれた。 浜松FCは2023年度、過去最多の323件のロケ支援を行った。同FCの担当者は「この受賞を糧に、今後も撮影支援に尽力したい」と語った。 同FCは21年度に映画「弱虫ペダル」で最優秀賞、18年度に大河ドラマ「おんな城主 直虎」、22年度にドラマ「ゆるキャン△2」と映画「唐人街探偵・東京MISSION」で優秀賞に選ばれている。
静岡新聞社