ヤクルト・奥川恭伸、１４日オリックス戦で８０８日ぶり登板へ「気持ちだけは負けないように頑張りたい」
ついにその日がやってくる。ヤクルト・奥川恭伸投手（２３）は１３日、みずほペイペイドームで短距離ダッシュなどを行い、１４日のオリックス戦（京セラ）に向けて調整した。予告先発が発表され、復帰登板が決定。２０２２年３月２９日の巨人戦（神宮）以来、８０８日ぶりに１軍のマウンドに戻ってくる。 【写真】言葉を交わす奥川と内山の「星稜コンビ」 前日の心境を問われた奥川は「まだ落ち着いています」と明かし、「一番は抑えて勝つ試合を届けられたらいいなと思いますけど、もちろんそこを目指すんですけど、やっぱり、結果はやってみないと分からないので。本当にとにかく最後まで頑張りたいと思います」と言葉に力を込めた。 右肘痛からの完全復活を目指す今季は１軍キャンプでスタート。その後腰痛を発症し、２軍で調整を続けてきた。イースタン・リーグでは６試合で２勝２敗、防御率３・５１。球数が１００球に達した試合もあり、しっかりと準備を整えてきた。 舞台となるのは京セラドーム。２０２１年の日本シリーズで初戦を任され、７回１失点と好投し、６回１失点で降板した当時のオリックスのエース・山本由伸（現ドジャース）に投げ勝った場所だ。「あんまり覚えてない。明日はもう初登板ぐらいの気持ちで頑張りたい」と奥川。フレッシュな気持ちで再出発を図る。 相対するのは、あのときと同じオリックス。「個々の能力の高さというか、そういうところが見えますし、連勝中で、すごくチームも乗っていると思うので、なかなか難しい試合になるとは思いますけど、粘り強く本当に気持ちだけは負けないように頑張りたいです」と表情を引き締めた。いよいよ背番号１８が１軍のマウンドに立つ。
