事業者による鏡開きの様子

　大阪駅西地区に完成した大型複合ビル「JPタワー大阪」（大阪市北区梅田3）のお披露目が4月3日、行われた。（梅田経済新聞） 【写真】大正時代の社交場をイメージしたというラウンジ 　2020年9月に着工し、今年3月12日に完成した地下3階・地上39階建て、延べ床面積約22万7000平方メートルの同ビル。日本郵便など5社が共同プロジェクト「梅田3丁目計画」で、旧大阪中央郵便局敷地を含む敷地面積1万2920平方メートルに高さ188メートルの高層ビルを建設した。高さでは173メートルの梅田スカイビルを超える。8階はラウンジ「倶楽部 梅三」を、9階には食堂や無人コンビニ、庭園、フィットネスルーム、サウナを、17階には15の会議室と18のコワーキングブースを設けた貸し会議室など同ビルのオフィスワーカー専用施設を、それぞれ設ける。 11階から27階はオフィスフロア。日本郵便の担当者は「オフィスとしてワンフロア当たり約4000平方メートルの広さは西日本最大。関西が本社の企業を中心に約30社の入居が決定し、面積ベースで半分程度が埋まっている」と説明する。 　当日は、日本郵便の増田寛也社長が「回遊性の高い歩行者ネットワークや広場空間の整備を通じて地域のにぎわい創出や利便性の向上に貢献したい。オフィス、商業施設、劇場、ホテルといった4つの複合用途の連携により地域への新たな魅力の創出に寄与したい」とあいさつ。内覧会では、オフィスフロアの一部を報道陣に披露した。