広島・シャイナー休日返上トレ OP戦12の0も心配無用 配球勉強中「日本投手はストライクを最初に投げてくることが少ない」
広島のジェイク・シャイナー内野手(28)とトーマス・ハッチ投手(29)が5日、マツダの室内練習場で休日を返上して、練習を行った。シャイナーはこれまでのオープン戦で12打数無安打。日本人投手への対応に苦しむ中、持ち味の積極性を忘れずに状態を上げていくことを誓った。目標としていた開幕ローテ入りが内定したハッチは喜びを胸に開幕へ向かう。 外では小雨が降りしきる中、シャイナーは室内練習場で黙々とバットを振り込んだ。休日返上しの意図を「練習が大好きだから。オフだけど体を動かしながらほぐして、取り組んでいることを確認したいと思った」と説明した。 これまでのオープン戦は12打数無安打。なかなか“来日初安打”が出ない状況だが焦りはない。「今は結果より過程が大事。打席を振り返って難しい球を見逃せたか、甘い球を打てたかを大切にしている」と内容を追い求めている段階だ。 日本人投手との対戦を積み重ねる中で、配球も勉強中だ。「日本の投手はストライクを最初に投げてくることが少ない」と傾向を分析。ボールを見極める大切さも理解しているが、自身の強みを変えるつもりはない。「自分のスタイルである積極性は変えない。現状に満足はしていないが、良い打球は出てきている」と本領発揮へ、着実に近づいている。 残り1カ月を切った開幕までに仕上げる自信はあるかと問われると「もちろんあるよ」と爽やかに即答。「試合に入っていく強度も上がっていく。打つ球種の選択やリズムがかみ合えば、必ず自分の打撃が出来ると思っている。ファンのためにも自分の精いっぱい出来ることをして、良いパフォーマンスを見せるよ」とシャイナー。マイナー通算102本塁打を誇る長距離砲がいよいよ目を覚ます。