契約更改と補強の時期となれば巨人の出番【岡田彰布のそらそうよ】
契約更改交渉は年1度だけ。話し合いは大切にしてほしい
原監督が就任し、以前のように補強が活発になった巨人。オリックスを自由契約になった中島[写真右]やFAで炭谷を西武から獲得。これで広島の丸を獲得できるようだと一気に優勝候補になるなあ/写真=山口高明
時は流れ、もう12月よ……。アッという間に師走や。年を重ねるにつれ、ホンマ、1年が早く感じる。そうこうしているうちに2019年を迎え、こうなれば五輪イヤーの2020年もアッという間やろな。 この12月、球界は完全オフとなり、契約更改交渉が連日、行われる。年に一度、選手と球団側がヒザを突き合わせ、腹を割って話せる機会やし、中身は金のことだけではない。オレは現役時代“保留”したことがなかったな。まあ事前に、電話で下交渉があったし、モメることはほとんどなかった。もともとお金でモメるのはイヤなほうやったし、イメージ的にも、ね。だから交渉となれば、話し合ってハンを押して、一回で終了……ということやったけど、一度だけ長引いたことがあった。 阪神時代の終わりころやったと記憶する。アップ査定で提示額は増えていたんやけど、その幅が低くて、オレはどうしても納得がいかんかった。オレにしては珍しく時間をかけて球団に訴えたわ。これまではほとんどが数分間で更改を終えていたけど、このときだけは・・・
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週刊ベースボール